ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

アポカリプト

 

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いやーひでー。ビックリするほどひどい映画。

いきなり不妊症の夫婦を村全体でいじめてる時点で最高に胸糞悪すぎる。やべーでしょあの悪意。映画全体に「子供を産めない人間は無価値」ってメッセージが籠められているの本当にヤバい。それ以降主人公は色々クソな目に遭うわけだけれども自業自得って感じだし、そんな彼が子供を得ることがラストのハッピーエンドに続くのがマジであり得ない。それを「未開人」たるネイティブ・アメリカンの行動様式と描くのが本当にクソ。なんなのこのクソっぷり。

まー映画としてはヨーロッパ人が上位として描かれているかというとまあそういうことも多分なく、最初に内臓を取り出した側の人間が儀式で心臓を取り出される側になる、というのは支配するもの/されるものの対比になっているわけだし、一番の山場の敵リーダーとの決戦で罠によって立場が逆転するのはその支配/被支配構造が容易に逆転しうるものであることを指し示している。いやまあ実際構造は逆転していないから、そんなん免責にもなんにもならねーし、そもそもその構造が存在すること自体に異議申し立てすれば主人公? とは思う。けどこのクソ主人公は、それまで自分を家畜としか思っていなかった敵リーダーが、わざわざ飛び道具を捨てて一対一で向き合ったときに、家畜を殺す道具で勝利を収めたわけだからなー。ほんと最悪。