さすがの名作はだいぶ前に見たのだけれども、全然記憶が消えてるし最近歴史物が面白いと思っているから再見。
いやーちょー面白い。つい先日『未来を花束にして』を見てサフラジェットでおーなるほどなーと思って、最近はキング牧師周りで公民権運動とかに感心しているけど、デモとかそういう運動のミッシングリンクがインドにあったのかーうへーなるほどーと感心してしまった。世界史でガンジーが偉人として取り上げられているのは知っていたし、平和のために尽力したこともわかっていたけど、人権運動の絡みで見ると大変納得が行く。というか前に見たときは、公民権運動がどれだけアメリカで重要だったのかの理解が浅かったから、相対的にガンジーも「なんかえらい人」くらいの印象しかなかったのだなーたぶん。
ちょーたっぷりの尺がある映画で、結構ゆったりとしたテンポで進んで、なおかつ映像的にもそこまでガッシリ工夫のある作品ではないと思うんだけど、なんでこんなに飽きずに観られるんだろーなー。謎。まあインドという国が常に緊張を孕んでいて、人権ゆーてもカースト制の国であったり、あるいは宗教の問題が今もフツーに尾を引いていたりで、そこら辺のバックグラウンドに知識があるからこっちが勝手に色々読み取っちゃうのかしらねえ。
しかし中盤からやってきたヨーロッパ人女性の意味がわからんなー。史実が下敷きなんだろうけどだいぶ持て余している感じがする。あと主演がベン・キングズレーなのは今の時代にやると色々問題ありそうだよね。芝居はすげー良かったけど。