ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

奇蹟がくれた数式

 

奇蹟がくれた数式(字幕版)

奇蹟がくれた数式(字幕版)

 

ヒャッハー! ラマヌジャンきたー! 全く予備知識なく見始めたから突然のインド人にビックリ。話だけは聞いたことがあって、めちゃくちゃ興味があったんだよねー。

でまあとにかくイギリス人とアカデミズムが印象に残る映画で、あーニュートンとかの時代もこういうことやってたんだよなー全然変わってねーんだろうなーと変な意味で感心してしまう。天才を目の前に嫉妬渦巻く人々の、理性とはかけ離れた人間臭さが全体にプンプン香っていてとても良い。一方主人公も、母親の手紙差し止め行為に象徴される人間のどうしようもない愚かさに呪われている感じがあって、あーうん人が生きるって難しいよねえ、まして何かを成し遂げるなんてどれだけ幸運なことなのか……みたいな気分にさせられる。

マンツーマンで指導した教授とか、彼とコンビで研究していた相棒とか、大学側に印象的なキャラは多いのだけれども、その中で一際印象に残っちゃうのはバートランド・ラッセルだよなー。ってか途中退場でいなくなっちゃってストーリー上そんな上手く機能してるとは思わないけれども、絶対に重要人物として描かなければならなかったみたいな存在感がある。っつか大戦前と言うことはアレか、ウィトゲンシュタインとはもう会ってるのか。っつかWikipedia見て、改めて色んなことやった人なんだなーと感心した。