ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

リベンジ・リスト

 

リベンジ・リスト [Blu-ray]

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ま、まさかこんなに捻りのない映画があるとは全く思わずにビックリしてしまった。主人公がクローゼットの壁を見ている時点で「まさか過去に特殊工作員とかないよなーアハハハハ」とか思ってたら嫌な予感が完璧に的中していて爆笑した。冒頭の何の捻りもない伏線からの真の悪役発覚とか、無防備すぎる身内の狙われ方だとか、その呆気ない取り返し方とか、いやーほんとひでー脚本。こんなに脳みそ使わなくてもいーんだって逆に感心してしまう。

唯一気に入ったのは元相棒とのクッソ下らない会話のやり取りで、アレが最初の方とラストで繰り返されるだけで本当にだいぶ救われる。「形式って大事だなー」ということを心底思い知らされる。最後のドンパチのあとの展開が無駄に長いとか、病室でのどんでん返しとか全く意味なくね? とか、そういう不満を掻き消してしまう力は確かにある。

あとはトラボルタが「おじいちゃん」という立ち位置に色々感じ入るものがあるなあ。おじいちゃんとか言ってるけど、役柄としては全くおじいちゃん的じゃないよねー。老いを感じさせるだとか、孫を見守るだとか、そういう年齢相当の行動が全然なくて、それはそれで興味深いなーと思いました。