ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ナチスの愛したフェルメール

 

「ハン・ファン・メーヘレン」って知ってる!! 『オークション・ハウス』でみたやつだ!!

もーなんかよくわからないけれどもなげーなーこの話と思ってしまうのです。自分の独創性のなさを嘆いたり作家としてのプライドを踏みにじられたりを回想形式で延々やり続けられて、いやまあわかるよわかるんだけど長い。あーでも確かに絵画を引き裂こうと計画するのが転機で、そこらへんちゃんと追いかけるとなるほど納得できるかんじもする。思い返せば色々ちゃんとしている気もしてきた。

しかしラストで「現代の価値観ではアート」という解説もまた皮肉だよなあ。別にファン・メーヘレンが意図してそういう効果を狙ったのかなんなのか。まあミッシング・リンクとしての創作という意味ではそうか。でもこの作品の捉え方だと、そもそも贋作を制作するという行動そのものが……みたいなところにいってそうだよなあ。あーなるほど、ラストの「描いた絵は同じなのに」というオチの一言は、そこら辺のギャップをついている一言でもあるわけか。なるほどなるほど。

とまあ頭の良さそうなことを考えようとしても、結局美女の裸体でムッハーとなってしまい全部飛ぶ。いやーほんと彼女のためなら色々投げ捨ててもしょーがないですよねこれ。もうヌードのスケッチシーンが最高過ぎて最高。たまりませんわ。