ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

アラビアの女王 愛と宿命の日々

 

実在の人物をモチーフにしてニコール・キッドマンでアラビアの日々を描くのだけれども、まず前提として知識がなさ過ぎてただ漫然と砂漠を放浪している姿を追いかけるだけみたいになってしまっていて良くない。知識がないと面白くないというのもどーかと思うのだけれども知識があったら興奮できたのだろーか。無理かなあ。まあ端々にイギリス人が出てきてさすがの二枚舌三枚舌だなあってのは笑っちゃったけど。

なんだろうなー、とにかくカメラが全然のりきれない。ドローン? クレーン? みたいなカメラは砂の砂漠のスケール感出るなあと所々感心するのだけれども、手持ちのカメラで追いかけてってという見せ方がどーにもこーにもしっくりこない。なんでじゃろ。明暗の激しい移動を同じカメラで撮れてしまうのはすごいんだろうなーとかは思うのだけれども、別にそれって映画の話で必要なことなのかねえ。序盤のダンスシーンのライティングのぼんやりとした感じから、延々ガッカリしてしまったよ。まあそれがリアルな光ってことなのかもしれないけどさー。うーむー。

あとニコール・キッドマンが一体これなにしたいの? というのは終始謎で、まあ序盤で色々躓いたりは描かれていたけれども、なんでそんなアラビアに執心したのかとかがイマイチ理解できなくて、それもやっぱり見ていて厳しかったなあ。突然ハーレムを凜然と拒絶されても、うーんよくわからん。