ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

オー・ブラザー!

 

オー・ブラザー! [Blu-ray]

オー・ブラザー! [Blu-ray]

 

『ノーカントリー』とゴッチャになって見ていたつもりでたぶん見ていなかったと思う。そんなにインパクトがある映画ではないけれども、見ていたらきっと記憶してる気がする。とか言いながら『バーバー』とかもすっかり忘れていたりするのでオレの記憶はアテにならない。KKKの周回辺りの展開は完璧に予想できてたのでもしかしたらどっかで見たのかも。ほんとか?

まあなんにせよまっさらな気持ちで向かい合うことができたこの作品ですが、相変わらず気の抜けたコーエン兄弟で、でもそれが脱走ロードムービーの形式になるとまあこういうのもいいかーって感じになるのは面白い。個人的には『ファーゴ』だの『ノーカントリー』だのの方が好きで、力が抜けたヤツはそんなに好きじゃなかったりするけれども、これは信仰とか運命みたいなのがズガーンと前に出て来るのでそういう展開もアリだよねアリ、みたいな感じになる。わざとらしい偶然の展開もこのフォーマットで神話的な『受難』として語られるとまあアリか、となるのだね。かなり不自然な展開でカエルになってもぎゃはははと爆笑しながら受け入れることができます。

しかしそのなんだ、もうコーエン兄弟で録音パートを見るとだめだ、脳内に「プリーズ・ミスター ケネディ」が流れてきてしまうことがわかった。ってかコーエン兄弟は音楽プロデューサーをどれだけ胡散臭く感じてるんだ。