ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ボヤージュ・オブ・タイム

 

 

ボヤージュ・オブ・タイム [Blu-ray]

ボヤージュ・オブ・タイム [Blu-ray]

 

『ツリー・オブ・ライフ』のあのパートだけを拡大して映画にした感じ。どうやら元は同じ企画から引っ張ってきたらしい?

まあ例によって美しいが眠い。クソ眠い。眠いというのは悪い意味じゃないのだろうけれどもそれにしても眠い。慌ててコーヒーを取りに行った。これが映画館で視界一杯の映像表現だったらまた違うのかしらねえ。

地球と生命を辿るみたいな構成になっているのだけれど、「母」への語りかけが結構頻繁に行われていて、それってあーリアルな母親でもあり地球という母なる存在でもあるけれども、やっぱり信仰上の母にも被さってくるんだろうなあ、と思う。音楽なんかも知識があったらまた違う感じで見えるんだろうなあ。あまりにも文脈がわからなすぎる。

あと円のモチーフが面白かったなあ。地球の進化を辿る上で色々な形が出てくるけれども、円とか球とかは唯一完璧に幾何学的な形状で、その形そのものの不思議に惹きつけられる感じがある。古代の数学者になった気持ちである。

あと面白いのがこの映画が『ドキュメンタリー』になっているところで、普通に撮りに行った映像がたくさん流れるのだけれども、でもたぶん3DCGの非実在動物がバッチリカメラを意識したアングルでアクションしてたりするのよね。それを見る度に「これは真実の映像なのか?」なんて脳内に疑問がよぎってしまって映画のリアリティについて考えさせられるのだった。もうCGかそうでないかなんて見わけがつかない時代になってるのに、なんでそこにこだわってしまうのかしらねえ……