ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

13時間 ベンガジの秘密の兵士

 

13時間 ベンガジの秘密の兵士[AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

13時間 ベンガジの秘密の兵士[AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

 

マイケル・ベイってやっぱりちゃんと見るべきだなーと思うのだった。2時間20分以上も尺があって中東の埃っぽい場所舞台にほとんど見栄えが変わらない映像なのに、編集とセリフで胃もたれもせずに最後まで見せちゃうんだからすげーなー。『ペイン&ゲイン』に引き続き大変感心してしまった。

この監督で今更アメリカと中東の関係がどーのこーのいう気も全く起こらず、普通にエンタメとして何を見せたいのかしらというところに興味があったわけだけれども、それに応えるように前半の「乱戦」がはっきり描かれてめちゃくちゃ面白かった。機械化された戦場じゃどうなってんのかは知らないけど、普通に考えてそういう設備が整わない状況の異国で誰が敵なのかを判断するのってめちゃくちゃ難しいよね。同士打ちの恐怖って単純な敵より全然怖いわけで、そこら辺の恐ろしさの片鱗をしっかり味わえる内容だった。やっぱり戦場では情報がその勝敗を決めちゃうよねえ。それが観られただけでも内容。

あ、あと迫撃砲の有用性が描かれているのも驚いたなあ。エンタメとかではなかなか活躍する機会の少ない兵器だと思うけど、作品の破局を描くのにふさわしい説得力のある武器でございました。