ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ハリーとスノーマン

 

Harry & Snowman [Blu-ray] [Import]

Harry & Snowman [Blu-ray] [Import]

 

こんなんもう題材の時点で泣いてしまうじゃないですか。なにあのスノーマン売り払ったエピソード。10キロ離れた家までウマが帰ってきて、その度フェンスを高くしたり重りをつけたりするんだけど、結局逃走を阻止することができず、しかもそれをきっかけに競走馬としての能力が明らかになるとか。いやー、そんな映画向きのエピソード、作ろうったってなかなか作れるもんじゃないでしょう。すげえなあ。

でも面白いのはこの映画、スノーマンがサクッと栄光までたどり着いてしまうところだよなあ。そりゃまあ年も年なワケだし、さっさと栄光を掴まなければならないのはわかるんだけど、いやそれにしたって急激すぎるでしょう。普通なら映画で1時間くらいかけてやってもおかしくないところがあっという間に過ぎていって唖然とした。

一方ハリーの人生はウマの生涯よりもずっと長いわけで、後半ジジイとしてどう余生を過ごすか……という話になるのかと思ったら意外と粘って活躍してていやー、この爺さんもただ者じゃないなあ。いやまあやっぱり長い人生谷がたくさんあるわけだけれども、そんな中でもウマの世話をする爺さんの姿を見ていると、うーん生涯打ち込むことができる何かがあってそれが職業にできるって、なんとも羨ましいことだなあと思う。