ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ウォール街

 

オリバー・ストーンを引き続き。

なんだろうすげー牧歌的だよねこれ。1985年。最近ちょこちょこ経済モノ観てるけど、当時の空気って今とは比べものにならないくらい牧歌的だったんだろうなあと思う。なんていうか、まだ真面目に働く父との対比がちゃんと機能していて、主人公は罰を受けてエンディングを迎えるあの感じ。あるいは、主人公が冒頭いきなりセールスマン呼ばわりされる感じ。

今の時代のウォール街のイメージって、全力で走り続けなければ死ぬしそれは悪かもしれないけど必要悪なのでコークと娼婦でがんばろう! な場所で、いやそれは俺がちょっとディカプリオに影響され過ぎてんのかもしれないけど、でもまあやっぱりそういう経済のシステムがないと今日の世界が成立しないという、必要悪的なイメージがあって。テロの歪みを生み出しつつも、でもやっぱりそれに依存しなければならないわけでしょう? こういうわかりやすい親子関係的を軸とした正統派の物語が語られたことそのものが、もう今の感覚からはほど遠いよなーと思った。

しかしワールドトレードセンタービルってほんとアメリカ経済のシンボルだったのだなあ。911以前の経済においてどのような象徴であったのかはイマイチピンときていなかったので、この映画のOPを観て認識し直した。