これ、作り手側がシルクロードのことを「いいもの」って理屈を内面化できてなくない? いやまあ「Winny」みたいに、悪い部分に思いっきり目をつむって描かれても困るけど、この映画はあまりにも主人公が唱える建て前が空虚すぎませんか? いやでも、大麻が解禁されつつある状況だと、あのくらいでちゃんと政府の統制に反抗するという意味で、説得力あったりするのかなあ。そこら辺は全然肌感が違ってそうな気がする。大麻や幻覚剤はOKなのに、クラックコカインとか覚醒剤とかの取引になると急に抵抗感を持つようになるくだりとか、理屈ではわかるけど、やっぱりすぐには頭がついてこないよなーと思った。
まああとこの話、メインのふたりが決して技術屋って感じじゃないのがまた面白いよなあ。ハッカーの話かと思ったら、もう全然そういう性質持ってない感じでさあ。そのふたりが、お互いに騙し合いとかをするわけでもなく、かなり浅かったりすぐバレるレベルでやり取りがされていて、しょうもないなあ……と思う部分がありつつも、でもそういう人物でもアイディア次第であの規模のサイトができちゃう、ってのが面白いところだよなあ、とは思いました。
でもさすがにあの取り調べはダメなんじゃないか。
