ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

鉄鍋のジャン

 

安かったからまとめて買ったんだけれども、いやー、噂通りとんでもない話だったなー。

というか主人公がめちゃくちゃかわいいのな。悪いことをするけれどもギリで一線は越えないし、それも全部勝利のためだし、なんだかんだ勝ちきれないし……なんか思い出すと思ったらアレだ、「弱虫ペダル」の御堂筋くんだ。彼のファンだって女性の話を聞いて、最初は「???」と思ったんだけれども、今ならまあわかるわ。これで勝っちまったら確かに台無しだもんなー。

とまあ、そんな感じで主人公はかなり立ってるんだけれども、ライバルキャラの魅力がちょい薄くはないだろーか。まあ立ち位置としてはわかるんだけれども、どーもこう立場が上滑りしているというか……まあ、変に恋愛関係に転ばないのは好感だけれどもねえ。時々謎におっぱいがドーン!! としているのは笑う。

あとまあ、ライバルの大谷さんね。彼は最初から最後まで、徹底して引き立て役を遣っていていいですねー。予定調和で負かされることをわかっていながらも、ゲスい仕事で勝負を挑み続けるその姿は、最後にはちょっとリスペクトしてしまうくらいですわ。

あとはまあ、グルメマンガがその美味しさの表現を掘っていったのも確かにわかる内容だなあとは思った。それぞれの料理がそれぞれに工夫されているのはわかるんだけれども、やっぱり文字情報のウンチクだけだと想像に限界が生まれちゃうもんなあ。まあ、中華料理という枠組みでコレだけできてしまうのは、さすが中華の奥深い歴史! という感じではあるけれど。