ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ハズビン・ホテルへようこそ シーズン1

 

いやー面白かった。

最初はこのキャラデザでホントに大丈夫かな……話もぶっ飛んでてついていけるかな……と思ったけど、4話のエンジェルダストのくだりでもーたまらん! となった。序盤からエロ系のくすぐりが「ちょっと行きすぎ?」って感じだったけど、あのエピソードで納得&共感が一気にやってきた感じ。というかあのミュージカルパートのクオリティ、異常に高くないですか? 背後に映ってるテレビのエンジェルが虚構の笑みを浮かべてるところ、ホントにゾクゾクしてしまったよ。

ミュージカルをアニメでやる、しかも映画ではなくてTVシリーズの尺で、ってのがそもそもなかなか大変だとは思うんだけれども、これだけクオリティ高く成し遂げてるのを見ると、うーんすごい作品だなあと思う。どのミュージカルパートも、ストーリーの飛躍を成し遂げるためのマジックを有していて、この尺でこの展開をやるならここに音楽必須! という割合がめちゃくちゃ多いのもすごい。

あとはなんといってもキャラクターかなあ。脇役も皆見事だけれども、やっぱり主役のチャーリーがすばらしい。適度なウザさを持ちつつも、きちんと他人に配慮して、その距離感に常に悩み続ける姿はとても好感が持てるよね。しかしまあ、舞台が地獄であるからこそ、その極端な善性が機能しているところもあるように思え、しっかり構成されてるよなあ。