ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ベイビーわるきゅーれ

 

あーいいじゃんいいじゃん。面白いじゃん。話題になってたのは知ってたけど、いやーここまでがんばってるとは思わなかったなー。

まあとにかく殺陣が良いですね。動きを見ているだけで面白かったのはほんと久しぶりだなあ。もちろんカンフー映画とか見ているとコレよりもすごいアクションはあるのかもしれないですけど、日本の見慣れた背景を使って、女性が、日常生活で見たことのない動きをバシバシ決めるのは、もうそれだけで楽しくなっちゃいますね……

で、それをちゃんと下支えしている生活感もすごくいい。映画の「ダイナー」とか観ると、殺し屋を現代日本にどうやって接続するかってだいぶ難しいなあと思ったんですけれど、この映画はそこら辺の問題をバッチリクリアしているよなー。設定的には、後始末の人の関係性とかが担保している部分もあるとは思うんだけれども、根本的には日常でバイトをしなければならないという設定と、同居生活でのストーリー展開に関わらないダラダラコミュニケーションですよねえ。最近観た作品だと「濱マイク」とかもそういうリアリティの接続にかなり気をつかっていた気がするけれども、今の時代に繋げようとするとこうなるのかーという納得感がだいぶありましたよ。

ストーリーの血気盛んな感じも含めて、大変好ましい作品に仕上がっていて感心しました。