ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

Tommy | 30 for 30

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マイク・タイソンのドキュメンタリーとかも、栄光とそこからの挫折がいかにもって感じだったけど、これはHIVでさらにしんどい話になっているな……いや、この時代流行っていたのは知っていたけれども、どっちかというと芸術家のゲイでそういう運命を辿っていった話を多く聞いていたから、こういういかにもホモソーシャルで成功した人間がそういう病気にかかるというのは、なんというか全く想定になかった。いや、本人もそういう感覚だったのかもしれないけれど……

芸術家ってそれはそれでストーリーになってしまうと言うか、夭折みたいなとらえかたをしてしまいがちで、それはそれで良くないことだとは思うんだけれども、いやー、このボクサーに関してはとことんしんどさしか感じないな……薬物中毒からの陰謀論って、いやあなんというか救いようがない。最後に息子たちの姿を希望のように描いているけれども、そもそもトミー自身が父親の影響を強く受けた人間として描かれているわけで、あんまりポジティブな気持ちにはなれないよなあ。

いやー、まさかロッキーに出てたあのボクサーが、こんな人生を辿っていたとは夢にも思わなかったよ……人生って難しいなあ。