ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

王手

 

王手

王手

  • 赤井英和
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この監督は面白いと思ったことあんまりないけど、この映画もオレはダメだなあ。どこら辺を評価すれば良い監督なんだろ。うーん、わからん。

まあ将棋ファンではあるので、この映画ではどうしても将棋に対してのリスペクトのなさが大減点になってしまうよねえ。特に、「王様を殺すゲーム」みたいな言葉があると、うーん本当に将棋のこと舐めてんなーみたいに思ってしまう。

ってか、破天荒な人間が古い将棋をやったからって名人に勝てるとか、ちょっと将棋界を舐めすぎというか、あのレベルで破天荒な人って将棋界にもガンガンいるわけで……もちろん、時代的には谷川浩司とかが名人の象徴だった時代だろうから、ああいうタイプが名人描写されるのもわからんではないけどさ。プロ棋士が「詰まらない将棋を指す」みたいな見立て自体が、なんつーか、将棋のことを舐めすぎだよなーと思いますよ、ホントに。

いやまあ、そういう将棋界のあれやこれやがまあ舐められてんのはさておいても、作品としてどこを楽しめば良いのかわからんかったのよなあ。真剣で身を立てる男たちの生活を描くにしては、ちょっとその描写が少なかったというか……生活の匂いがしないのは致命的なんじゃないのかなあ、と思うんだけれどもどうなんだろう。若者同士の恋愛模様もイマイチどこを楽しめば良いのかわかんなかったし、うーん、わからん。