ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

オン・ザ・ロック

ontherocks-movie.com

見終わって「あー、ソフィア・コッポラ」と納得。肩肘張らない小品って感じで好きですね。

色々細かく「良くできてんなー」と思うところはあるけれども、何よりビル・マーレイの必然性がちゃんとある作品って感じで、ちいち女性を口説くせりふの切れ味と納得感とか、この役者以外だったら成立しないんじゃないかなーとかまで思う。スピード違反の切符切られそうなところをあんなに上手く切り抜けられると「うーん達者だなあ……」という感じ。いやまあおしゃべりなママ友との描き方で心理描写をやってみたり、パーティーでの馴染めない感が大変わかりやすく描いたり、達者なシーンは随所にあるんだけれどもね……後半の見立ての店頭は、冒頭の意味深で印象に残るせりふと相まって、うーんちゃんとした映画だなあ、と感心してしまいます。あんまり達者すぎて、特にいうことないよなあ……

しかし心理描写に関係してんのか知らんけど全体的に画面が暗すぎてビックリした。あんなに暗いメキシコのリゾートとか観た記憶がないよなー。