いやあ……梶芽衣子、殺陣がそこまで様になっているわけでないところもむしろ良い……啖呵を切るところで、びみょーにドスが効いていないところも、一周回ってとても良い……
いやまあ梶芽衣子が最高に素敵なのはまあ言を俟たないワケだけれども、驚いたのはホキ徳田ですわ。この人、前にInterFMでラジオやってた人だよね。トークの感じがめちゃくちゃ面白くて、印象に残ってたんだよねえ。映画観てて、なんか声、聞いたことあるような気がするなーと思って調べたら、あー、若い頃はこんなビジュアルだったのですねえ。梶芽衣子の美しさとは全然方向性が違うけれども、いやー、印象に残る立ち振る舞いで大変良いですねえ。
話としては結構どうしようもなくて、色んな手段で主演女優ふたりを立てるに立てた挙げ句、急に過去の因縁が飛んできて、クライマックスで盛り上げるは盛り上げたけど、こっから先どうすんだろ？ と思ったら歌が流れてそのまま「完」で思わず「そこで終わるんかーい！！」って大声上げてしまったよ。まあ、あれ以上やることなんてないだろうし、しょうがないんだけどさ……
っていうか、これは怪談なのだろうか？ まあ、黒猫が出てきて不思議なことがいっぱい起こったから、怪談か……いや、ホントにそうか？ まあ、あんまり深く考えず、作品の世界観をじっくり味わえばいいのだろうな。
