君の名前で僕を呼んで

君の名前で僕を呼んで [Blu-ray]

いやー細やかっすねー。私、雑な人間だよなーということを、心底思い知らさせられる。っつーかもっと根本的に、人間の芝居に興味がないんだろうなあ。普通はそこから読み取るべき振る舞いの情報を軽視して、ストーリーの機微をきちんと読めない。そういうのを強く思い知らされる作品ではありました。

いやまあ、これが絶世の美少女が演じる恋愛ドラマだったらまた違ったのかしら？　いや、もしそうだとしてもやっぱりダメだよな。だってこの映画の人間も、普通に魅力的に描かれているはずだものなあ。やっぱり自分、そういうところで根本的に人間理解に欠陥を抱えているんだろうなあ。

みたいなことを、雑に見終えた後にネットの感想を漁ったりしながら思うのだった。いやー、だってこれ、あらすじを抜き出してしまえば、そりゃもうほとんど何もない話だよねえ。ユダヤ教のバックグラウンドもよくわからんし……人間関係の機微を、もうちょっとちゃんと読み取れるようになりたいな、と今更思い知らされる二時間半……劣等感を噛みしめる二時間半……いやあ、もうちょっとがんばろう……