ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

しあわせの隠れ場所

 

しあわせの隠れ場所 [Blu-ray]

しあわせの隠れ場所 [Blu-ray]

  • サンドラ・ブロック
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うーむ……なんか不思議な感じ。

いや、マイケル・ルイスが原作という話を聞いて、コレは見なければ! と再生を始めたのだけれども、いや……なんだろ、すごくいい話。いい話なんだけれども、あまりにわかりやすくいい話過ぎて、マイケル・ルイスがどこら辺に引かれてこの出来事を取り上げたのかが、全然想像できない。もちろん、社会的なマイノリティやはぐれものに光を当てて、成功までの特殊な状況を意外な視点でまとめ上げる……というのは、マイケル・ルイスっぽいといえばぽいのだけれども、そこにあんまり社会的な観点がないというか。この映画はどうも個人の善性の話みたいなところにフォーカスしすぎている嫌いがあって、すげー不思議な気持ちに襲われるのだった。

まあ、それはそれとして、ちゃんと良い映画ではある。金持ちの道楽みたいな批判的な視点を織り込みつつ、事実としてこういう出来事があったという下敷きがあるからこその説得力がある感じ。

ただまあ、自分はボーッと映画を見ていたのでわかんなかったんだけれども、家庭教師のパートで「共和党支持者/民主党支持者」みたいな区分けが急に飛んできてビックリした。まあ、言われてみれば確かにあの家が共和党支持であるというのは納得で、例えばあの女友達との会話はそういうコミュニティの象徴みたいな感じなんだろうけれども、そこら辺のコードはまだよくわからんなー、きっと今までも見落としてるんだろうなあ、という感じはすごくした。