ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

仁義なき戦い 頂上作戦

 

頂上作戦! とタイトルはついていながらも、内容的にはもうめちゃくちゃ寂しいですね。それまでに高まりまくったテンションの中、頂上はお互いに相手との落とし所を模索し続けていて、全面戦争を必死に避けようとしている。それでも若い力が暴走して結局総力を挙げての争いに……! という展開を期待していたのに、ここで急に時代の流れがやってきて外部から公権力が介入し、腰砕けになってしまう頂上決戦……いやー、大変寂しい。

でもまあ、その寂しさを最も象徴的に表しているのは菅原文太の退場なワケで、その退場のわびしさがマックスになったのが、刑務所でのライバルとの再会で……意図した脚本になっておりましょうし、それはそれで良くできた脚本だと思いました。

まーしかし、アレですね、結局山守との親子の関係がウヤムヤになってしまったのは、いかにもそれらしいと言えばそれらしいけれど、残念ではありますね。っていうか「完結編」ってそこに対してなんか結論じみたものって出たんだっけ? 内容サッパリ忘れてるんだけれど、こっから一体何の話をやるのか、逆に目が離せなくなっちゃいましたね。

あと、成田三樹夫は前回で退場したんだっけ? 以前の記憶だとすげー印象に残ってたんだけど、見返すと意外に出番が少ないな……