ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

仁義なき戦い 代理戦争

 

うーん、やっぱりこれは面白いな……

前作はある意味初作の焼き直しみたいな要素があったけれども、この回は話が適度に複雑に適度にスケールアップしていて、とても良い。キャストもコレまでのお馴染みメンバーに加えて、またまた大物がバンバン出てくるもんで、多めのメンバーもバッチリ捌けてる。まあ梅宮辰夫が再登場するのはちょっとビビるけど。ともあれ、そういう面々をガンガン入れて、ちゃんとスジが追いかけられるのは、いやー凄いなあと思いました。

で、話なんですが、やっぱり義理人情に挟まれて身動きが取れなくなった人間が、一矢報いようと起ち上がる……という話の展開は、どうにもグッときてしまいまうわけで、菅原文太がとうとう組長を追い落とそうとするのがやはり一番の見せ場だよねえ。神戸に幹部を集めて強引に同意させるあのしてやった感は、やっぱり堪らないですよ。

でも話は続く以上、そこでハッピーエンドというワケにはいかず、一体どこで落とすのかなーと思ったら、なるほど若者の葬式なのね。振り返って見れば、このシリーズは毎回葬儀でなんとか決着をつける話になっているよなあ。まあ菅原文太も死んでいない以上、そういう形で意味づけを与えるしかないわけか。そこら辺は技術的にも、なるほど納得だなーと思いました。