ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

からごころ - 日本精神の逆説

 

ふーん、なるほどなー、なかなか面白いことを考えるもんだなー。

日本の思想とか全然追っかけていないので、そもそも本居宣長がどんなんだったのかわかんないのだけれども、日本語の成り立ちに日本人の根源を求めてこのような思考になるのは、まーなんかわからんでもないなーという感じはする。実際スッと腑に落ちてしまうのは、いやまあちょっとそういうアナロジーで理解するのは果たしてどーなのだろうかなーと思いながらも、強力であることは間違いないよなあ。

後半になって国際法の話になったりなんだりで「この人は一体何の人なんだろう」と不思議だったんだけれども、一応哲学の人であるのね。トルコが近代化するときに苦しんだ話とかは「あーなるほど」とめちゃくちゃ納得した。

あとはやっぱり第二次世界大戦なんかの史観の話の問題で、おー右翼の思想! という感じではあるのだけれども、まあちゃんと話しているから内容自体はまあ理解できるよね。というか石原莞爾が突然ブチ込まれて「うおー」となる。地元でもあるし、人物の絡みも含めて、ちゃんとさらっておかねばなーとは思うのだった。