正直たけし城って小さい頃にちらっと見た記憶があるだけで、どんなものだかあまり覚えてないし思い入れもない。海外で人気って話をどこかで小耳に挟んだだけで、「海外にも配信するために企画を引っ張り出してきたんだな……」という感じ。
全体的にだいぶ緩い。いやまあ、こういう企画だし緩いのは緩いで悪くないのかもしれないけれども、そこのまとめ方を「各地から集まった人々のひと夏の思い出」でやられると、それはそれでなんかこー感情移入できないもんなんだなあ、みたいなことは思った。中途半端に挑戦者のドラマにしているのも問題なのかもしれない。多分製作スタッフが「SASUKE」と被っていると思うんだけれども、もしこれがああいう縦に長く挑戦者を追いかけていく展開だったら、人について深掘りしていく構成でもいいのかなーとは思った。
ただまあ、これ企画としてはめちゃくちゃ大規模だし、素人に対するオペレーションも大変だし、SASUKEみたいな大規模な企画の運用実績がものをいうヤツなんだろうなあ。見ていてむしろ、そっちの方に意識を持って行かれてしまったよ。
あとは最後の流鏑馬、あれちょっとチョイスミスじゃねえかなあ。ラストで一発勝負でドン! みたいな運ゲーになってしまって、全然興味が持てなくなるのは、なんかもうちょっと色々やりようなかったのかしら、とは思った。