うーん、このテーマ曲はどっかで聞いたことがあるような気がすんなーと思ったけど、フリッパーズギターのアレの元ネタってことかしら? 自分の年代だとついつい頭の中で「恋とマシンガン」が流れてきてしまってしょうがないよね。まあしょうがない。
映画は牧歌的な内容だなあ。「オーシャンと十一人の仲間」の5年後だから、もちろん念頭にあったのだろうけれども、7人のキャラ付けがまあまあ弱くてもうちょっとなんとかならんかったのかとは思う。あー、しかしヨーロッパに住んでるとそれぞれの外見的特徴とか絡めてちゃんとキャラ付けができてたりするんだろうか? 教授と女とその他大勢、みたいな力配分になっちまってる気はするけどなあ。
そして教授もすごく頭が切れる役かと思ったら結構抜けているのが大変良い。ラストのしっちゃかめっちゃかには打つ手なしで、なんかナアナアで元サヤに戻ってしまうのも、肩肘張らない感じで良いですね。ってかそもそも全体の構成が、作戦がいきなりぶっつけで始まって、なおかつあとは逃げるだけ……みたいなのも、結構緩い作りだよねえ。
しかしこれ、このタイミングのイタリアだと、一方でマカロニウエスタンをガンガンつくってるのか……なるほど確かにジャズを流してこういうドタバタの映画は納得感もありますね。