オレも色々疲れることがあるのよ。仕事とか行き詰まってなんかこう心機一転して新しい発想を入れないとなーと思って、んじゃあ普段は見ないけど絶対に面白い映画でも見ようかーってなって、そういやラピュタって真面目に映画を観るようになってからは観てなくね? ということで改めて見たんだけど。
うーんすごいなー。改めてお話の転がし方がめちゃくちゃ上手い。それぞれのキャラクターの立ち位置をめちゃくちゃ明確にして、最小限の台詞で展開を進めていくのはザ・映像作品って感じ。意外とシータ&パズーの動機がふんわりしてて、パズーの父親への憧憬みたいなのしか基本的にはなくて、シータがラピュタを目指すのなんてだいたいあの物言わぬロボットとの交流一発って感じなんだけど、でもそれがなんかちゃんとうまく機能してるのがホントすげーなーと思う。やっぱ映画はこうじゃねーとなー。
あとはなんつってもババア力の強さで、あのババアのキャラクターがなければ絶対成立しないよなあこの話。城に飛んだときにこれまでめちゃくちゃ頼りになったババアが一瞬気絶するあのアクシデントと、そこで覚悟を決めるパズーの格好良さよ! いやー、今更当たり前すぎるけど、やっぱりめちゃくちゃ面白い話だよなあ。カリ城も好きだけど。