ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

スパイダーマン:ホームカミング

 

スパイダーマン:ホームカミング ブルーレイ & DVDセット [Blu-ray]

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すげーおもしろい。ホントにビックリするほど面白がってしまった。一体オレはこの映画のどこをこんなに面白がっているのだろう?

サム・ライミのスパイダーマンって見たけど全然内容は忘れていて、でもこんな感じじゃなかったよねえ。だいぶシリアスな感じ。当時はあんまりアメコミもピンとこなかったからかもしれないけど、マーベルは様々なクロスオーバーがあって、なんだか文脈の豊饒さをめっちゃ感じるなあ。

まあマーベルってDCに比べて圧倒的におちゃらけていて、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとかアントマンとかはだいぶコメディ臭が強いけれども、よく考えたらスパイダーマンもそっち寄りのキャラクターの方がしっくりくる感じは確かにする。だって基本的に蜘蛛に刺されてヒーローになっちゃっただけでしょ? ひょんなことからヒーローになったティーンエイジャーがなんで命を賭けて戦っちゃうかというところの説明が、今回の映画ではぱっつり省略されていて、いやしかしこれだけ色んなヒーローがいるんだからそういう薄い動機で正義の味方やっちゃうキャラがいても全然いいよねえ。

というかむしろ映画全体に、そういうキメキメではないユルユルの演出方針が徹底されていて、唯一ガッツリキメているあの瓦礫閉じ込められシーンがむしろだいぶ違和感ある感じ。脅しのシーンとか、記者会見のシーンとか、あの締まらない感じのやり取りが作品のトーンをバッチリつくってる。っていうか、好きな女の子の父親が悪役だったとかめちゃくちゃ都合のいいシナリオを、しかも単なる勧善懲悪ではなくほろ苦さを抱えたままのエンディングに着地させるには、全体としてこういうトーンが必要だったってことだよねえ。

まーしかしなんでこんなにオレがこの映画を気に入ってるかっつーと、あの夜庭走るドリーシーンで『フェリスはある朝突然に』を思い出してたらそれがマンマ出て大爆笑してしまったかもしれない。いやー、『デッドプール』とか『ゲーム・ウォーズ』とかでジョン・ヒューズを予習しておいて良かったよ。