アクアマン

アクアマン ブルーレイ&DVDセット (2枚組) [Blu-ray]

やっぱＤＣはだめだなあ……っていうかマーベルが偉大すぎるよなあ……

とにかく見た目の質感がしんどい。『ワンダーウーマン』ではあのコスチュームに代表されるような「これどーすんの？」ってリアリティをうまいところに収めてなるほどなーと感心したけど、この作品はもうそこがダメ。ホントにしんどい。みんなどんな顔であのコスプレニコール・キッドマンの再会シーンを見てたの？　あれ真顔で見られる？　無理じゃない？　笑ってはいけないアクアマンみたいになってない？　コスプレヒーローをどうやって説得力持たせるかってところで、ホントマーベルはうまくやってるんだなあと感心させられました。もうＯＰの夕陽のつくりのわざとらしさから「え？　これどういう顔でこの映画観れば良いの？」というのが全然わかんなくて困る。中途半端に自撮りのエピソードとか入れられてもさあ……っていうか全体的に画が「ドラマかな？」っていうシーンが多くて観ていて気分が全然乗らない。

しかしなあ、『ジャスティス・リーグ』でも感じたことだけれども、海中でのバトルの迫力の出なさというのはもうホントにどーしようもないよねえ。あの海中コロシアムでのスピード感のなさとかスケール感のでなさとか致命的よねえ。最後もとにかく物を増やして無理やり溶岩まで導入してホント厳しいんだろうなーと思ったし、結局最後は水上で決着かよ！　って突っ込んでしまった。まあそもそも、グルグル回せばいいんだろ面白いアングルにすりゃいいんだろってカメラとか、とにかく爆発して乱入パターンの多さとか、そういうセンスの面からだいぶ乗れないってのはあるんだけど。あ、でも冒頭のニコール・キッドマンの狭い室内での無双は、カメラが動くことにちゃんと意味があって、とても良かったと思います。