ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

怒りの荒野

 

これが……ガンマン十戒!! 噂には聞いていたがこういうことだったのか……!

全体的に結構ぶつ切りのところも多いんだけれども、構成がしっかりしているので全然楽しめる。最初のウンコ運びを丁寧にやっておくことは重要なんだなーと思うし、その時から後見人的に見守っている人物が後半できちんと機能すると、「ちゃんとしていますね!」とニコニコ笑顔になってしまう。リー・ヴァン・クリーフの役柄もはいはいきちんとしていますね、という感じで、表裏のあるキャラクターを良い塩梅で描いているよなあ。さすがにあのリボルバー柱のバーのデザインは笑っちゃうけれども。人生の一発逆転を目指してあの建物作っちゃうのはやべーぜ。

しかしまあ主人公が「町を乗っ取る側」に立つ展開というのはなかなか見ないので不思議な感じだったなあ。普通流しのガンマンって定住しないし、町みたいな社会の中で権力を握っていくことは描かれないじゃないですか。そこをあえて描く展開は、まあ正直めちゃくちゃ上手くいっているという感じはしないけど、楽しく見ることができたのは確かでございました。