うーん、ひでードキュメンタリーだなー。
なんとなくそれっぽい映像と音楽とインタビューを繋げばドキュメンタリーになるみたいな感じで撮ってないかこれ。確かに屋形船のショットは情緒があるけれども、本筋とはほとんど関係ないその映像を何度も何度も差し挟む必要ってどこにあんの？ 冒頭に外国人のインタビューを持ってきたのはなぜ？ それってペリカンという特異な店のドキュメンタリーとして本当に適切な入り方なの？
構成があるように全く思えない内容で、見ていて本当に辟易した。これだけ特異な題材にもかかわらず、その料理の仕方に失敗しているとしか思えない。オレもたまにペリカンのパンは喫茶店でトーストのヤツ食べるけれど、熱量の高いファンのいる題材をこんなテキトーな映像作品にされたら、オレは正直言ってガッカリしちゃうと思うけどなあ。
一番良かったのはパンをトーストするシーン。やはりあの映像が一番説得力がある。一方最悪だったのはパン作りのシーンになぜか挟まる映像エフェクトとＳＥで、ホントマジでギャグにしか見えないからああいうのやめた方がいいと思う。っていうかドキュメンタリーをなんだと思ってるとああいう演出を挟めることができるんだろ？
