ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ウィリーズ・ワンダーランド

 

「ニコラス・ケイジ」ってある種のネットミーム的な消費をされているのはわかるけれども、役者自身もそれを積極的に利用しているんだろうし、そういう共生関係があるんだろうなー。だってこれ明らかにまともに何かを説明する気はないよね。「ニコラス・ケイジをキャラ立てする必要はない! なぜならニコラス・ケイジだからだ!」「ニコラス・ケイジがしゃべる必要はない! なぜならニコラス・ケイジがだからだ!」「ニコラス・ケイジが強い理由付けは必要ない! なぜならニコラス・ケイジだからだ!」で容赦なく怪異をぶった切っていくのはまあ3周くらい回って面白いは面白い。

しかしなんというかここまで割りきられるとほんとビックリするなあ。周囲の人間にもいかにもB級というドラマがあるにはあるけれども、マジで全くどうでも良い。ヒロインすらストーリーになんでそこまで関わるのかとかこれからどうなるのかがどうでもよくて、逆に志みたいなのを感じてしまうわなー。

あとまあ全体的にあんまりお金はかかっていないのだろうけれども、編集のエフェクトとかでかなり底上げできてるんだろうなーと思った。妙なレンズエフェクト、かなり野暮ったいけれども、まあしかしアレがあるとないとでは画面の持ち方が違うんだろうなー。