えええええええええええそれで終わるんかーい！！ いやー「頼むよー幸せになってくれー」みたいな気持ちで見たもんでラストで思わず声が出てしまったよ。単純。だけれどもまあエンタメなんだし単純で良いよね。
所々話の展開が急なところもなくはないけれども、まあそれだけ抽象的な話ということだろう。情報量のコントロールで男女のすれ違いを描くのはまあさすがだなーとは思うんだけれども、この話運びだと普通その末に結ばれる……という展開を想像するので、まさかこの年の差カップルであるという呪縛がこんなにも聞いてくるとは思わなかった。っていうか老年男性の木賃宿の生活描写とかブチ込んで急に現実が襲ってきてビックリするよな。ま、そういう意味では序盤がバリバリ女工哀史って感じなので、そこからすればわからんでもないんだけれども。若年女性は活躍し、老年男性は死ぬ……中盤の展開が結構華やかだっただけに、急にリアリティレベルがガツン！ と変わってくるあたりがショックの原因なんだろうなあ。
まーそれにしたってローレンス・オリヴィエの説得力があるのが良いなあと思った。あとなんだかんだチャーリーのウザいけれども一応気も使うビミョーな距離感も妙に説得力あるよね。
