しゅごーい! いやー日本で全然話題になってないのにこんなに面白い3Dアニメがあるとほんと色々考えさせられますね。
にしてもOPの黒がすごい。黒。メインのドラゴンって基本からだ真っ黒なワケじゃないですか。だからその身体の表情を見せてあげるにはいちいち適切にライティングしてあげなきゃいけないのだ、でもライティングするとカッコいいだろ? というのを見せつけまくるOP。光の当て方やら背景の見せ方で、真っ黒なはずのドラゴンがあんなに色んな表情を見せるんだもんなあ。すごいなあ。ファイナルファンタジーは見習った方がいいよなあ。
あとまあなんと言ってもストーリーが大変よろしくて、いやでもストーリーはよろしいって言うか正しいって感じか。圧倒的に正しく飛躍含みの展開を、映像・演出の力を計算に入れつつ出されている感じ。すげえ。あの夫婦の再会シーンからしばらく、演出が突然メチャクチャ奇跡的な説得力を発揮して、いやーあんなミラクルって『カールじいさんと空飛ぶ家』のOPくらいじゃないのかなあ。しかも歌とダンスでその奇跡を成立させてんだもんなあ。逆に3Dアニメじゃないとあの奇跡的な展開は説得力ないのかもしれないなあ。
でまあ、それに比べるとクライマックスの辺りの展開はややアイディアに乏しくて、転の衝撃から流れでドン! って感じが正直するんだけど、でもまあ流れができちゃってるから全然大丈夫だよねえ。
いやはや、ほんと、良い作品を観ましたわ。