ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

アメリカン・グラフィティ

 

アメリカン・グラフィティ [Blu-ray]

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教科書に載っている系だから一応見ておこうかーと思ったんだけど、いやまあさすがにすごいですねこれ。車を手に入れることイコール彼女をつくることっていうアメリカ映画にちょくちょく出てくるテーマがこれでもかと凝縮された感じ。しかもメチャクチャ説得力がある。っていうかあのカフェのライティングと車体への照り返しのかっこよさがズルいよね。あんなん見せられたらそりゃ参っちゃうよ。

一晩で様々な登場人物の視点を並列して走らせて、あるところでは交わりあるところではすれ違い、という構成も決まってるよなあ。こういうのって奇をてらった感じがしたりとか小洒落すぎたりするようなイメージがあるけれど、それぞれの視点が全く異なることもあって大変真っ当に面白い。

そして何より音楽・音楽・音楽。有名曲のオンパレードでそれだけでも幸せなんだけれども、それぞれの視点を縦横無尽に繋ぐラジオDJが主人公の最後の願いにミラクルを起こしちゃったりなんかして、いやーなんかホントに演出を見越した構成が素晴らしいなあ。ってかウルフマンって実在の人物だったのね。

にしてもすげー豪華メンバーだなあ。ジョージ・ルーカスにコッポラで、ハリソン・フォードっぽい人だなーと思ったらハリソン・フォードだったし。挙げ句なんですか、ロン・ハワードも役者として出てるんですか? いやあ、すげえなあ。