ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳

 

リスペクトは分かるんだがさすがにいきなり怪鳥音出されると笑っちゃうよ。笑っちゃった。愛が溢れる。

まー何はともあれ殺陣でヌンチャクが見えなかったのが本当にキツい。集団戦闘でガチャガチャしている所でカメラをガンガン振ってタダでさえ見づらいのに、ライトが暗いもんでヌンチャクがブレブレで、ほとんど認識できない。ドニー・イェンのアクションが見たくて見てるんだから、あのシーンは本当にひどいと思う。

一方冒頭のフランスでの第1次世界大戦シーンは素晴らしくて、ワイヤーアクションで大地を滑るように走ったり壁をよじ登ったりもうやりたい放題。銃に拳で立ち向かう姿をあれだけ愉快に描かれたら、あのシーンだけでもう大満足でございますよ。マジで素晴らしい。

ストーリーは例によって上海舞台に抗日の内容なんだけれども、結構露骨にフランスとの対比を出してきて「あーそれでいいの?」という感じ。っていうかイギリスだったらもうちょい反英な感じになるんだろうか? まーアヘンのあれやこれやも大概だったけれども、日中戦争のあれやこれやとは比較にならない……ということなのだろうか。

スパイものではあるが、まあそこら辺は結構オマケ……という感じだよなあ。ラストもスッキリさせようがない題材だし、もうちょい話を上手いことできなかったのかなあ、とは思う。