ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

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  • マッツ・ミケルセン
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『ドライヴ』の監督の人の映画か。マッツ・ミケルセンがビデオオタク君で登場。っていうかそうかー、コペンハーゲンが舞台なんだな。最近なんか観る映画がコペンハーゲンづいてるな。

いかにもビデオで育った映画マニアって感じのつくりで、だいぶ懐かしさを感じる。広角の手持ちカメラでドン! というイメージだっただけに、ラストでイマジナリーライン切り返してまでセット撮影っぽくなったときにはちょっと微笑ましく思ってしまった。

そうそう、なんか全体的に微笑ましいんだよなあ。バイオレンスな描写もあるんだけれども、それって「タランティーノ」の名前も出ているとおり、あーはいはいああいう映画の描写に憧れてやっているのね、という感じで、正直対立のエスカレーションが上手く機能しているようには思えない。HIV患者の血を注射するとか、まあやりたいことはわかるんだけれども、それで呆気なく復讐されるのはさすがにどーかと思うよなあ。さすがに考えが足りなすぎるって言うか……

しかしそういうところも含めてなんか憎めない感じがする映画でもある気はする。OPでかっこよく音楽流して人物紹介! どーん! これがかっこいいと思うんじゃー! がバッチリ刻印されてる感じ。