ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

パラダイス・ナウ

 

パラダイス・ナウ

パラダイス・ナウ

  • カイス・ネシフ
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パレスチナの自爆テロの犯人の、テロ直前の1日を追った映画。

正直登場人物の背景が良くわからんところはあり、ちょっとだけ困る。さすがに普通にはパレスチナ問題の辺りは知っているつもりだけれども、密告者って社会的にどういう扱いなのかとかは創造するしかないので、そこらへんちょっと読み取れているかどーか……女優さんの立ち位置も、対立する軸として出てきているのはわかるし、理屈としてはストーリー上どう機能しているかはわかるんだが、しかし主演二人の内面を丁寧に描いている感じの作品だし、感情的に共感できないとなかなか難しいと思うんだよなー。あと前提として宗教的な背景も紋切り型でしか捉えられていないのはもったいないなあと思う。例えばキリスト教については多少イメージが掴めたんで、そこら辺をテーマにした映画も結構見れるようになってきた感覚はあるからねえ……

当たり前なんだけれども、自爆犯にも等身大の人生があるという内容で、そこら辺は大変良かった。正直色々わからんところ、スジが追えてるかビミョーなもあるのだが、そのモヤモヤっとした感じも含めて、あー生きている人間がいるのだなあという感じになる。

『オマールの壁』ってこの後の話なのか。俄然見てみようという気が湧くなあ。