ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

パッセンジャーズ

 

パッセンジャーズ(字幕版)

ひ……ひでぇ……

いやまあ大体すぐに「あーこれ辻褄あわせ無理だろうな」ってのは思っていたのでどこまで破綻するのかなーというのを楽しみにしてたんだけれども、そもそも「破綻」というのはなにか壊れる前の原型が存在するから生み出される概念なのだな、みたいな抽象思考さえさせられる内容だった。これ映画館で見たらどういう反応になってただろう。激怒してただろーなー。

別に辻褄あわないものでも全然良いんだけど、だったらいかにも「辻褄を合わせますよ」みたいなサスペンスで引っ張るのをやめて欲しい。また辻褄を合わせないとしても、合わせなかったに変わる確固とした「この破綻した物語につきあって良かった」と思うだけの送り手と受け手の間に生まれる共通の納得みたいなものを重視して欲しい。

そういうのが皆無でどーでもいい後付けの感動ストーリーで「実はこうでした」とか言われても、そんなん全然乗れるわけねーじゃんかバカじゃねーの? 夢オチだったら現実においてその夢はしかし彼女に取って必要だったんだね、とか、そうかそれが虚構であることそのものに価値があるよね、とか、そういう再解釈ができる形式ってあるわけじゃん? これは受け手を騙しただけ。マジでクソ。舐めてる。以上。

……なんか感想を書いてたら、思いのほか自分が怒っていることがわかったな。