こ、こ、これは! 『プロジェクトX/飛べ、バージル!』じゃないか! いやまあ違うけどでもやっぱ似てるよね。もちろん参考にしているものが被ってる可能性もないわけじゃないけど、ふつーに直接参照しててもおかしくないかなーと思う。
お話としてはワリと当たり前な展開を当たり前に展開させているわけで、それでもこれだけ楽しく見られるのは偉いなーと思いつつ、でもまあそもそもの題材が魅力的だったのかもしれないなあとも思う。いつか破綻する関係をじっくり見せられるのってやっぱり吸引力があるよねえ。
一方で、猿の惑星ってタイトルから想起するようなスケール感みたいなのはそんなにない。まあこの映画の括りならしょうがないのかもしれないけどね。一生懸命ゴールデンゲートブリッジで山場を作っている感じにしているけれども、ストーリーの内容から言ったらまあワリと茶番というかどうでもいいシーンよね。主人公も右往左往するだけだし。
あとアメリカ杉の森ってめちゃくちゃ登りづらそうで本当にあれでいいのか? 枝と枝の間をわさわさジャンプするところを下から見上げるカットがないのってだいぶもったいないなーと思うのだけれどもどうなのかしら。アメリカ杉って猿が住むのに全然適しているようには思えないんだけどなー。まああの舞台設定をするんだったらわかりやすいししょーがないのかなー。