ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

バイス

 

バイス (字幕版)

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  • クリスチャン・ベール
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く、く、クリスチャン・ベールなのか……ひえー。

ここら辺の政治家になると大体記憶があるので、「うおー似てるなー」って感心しながら視聴。ラムズフェルドの登場シーンとかは思わず爆笑してしまった。いやそんなにちゃんと知ってるわけじゃないんだけど、「あーいかにもそういう感じのこと言いそう」って感じ。

真面目な方のアダム・マッケイ監督なんだけどまあ時々シェークスピアになったりエンディングロールが流れてきたりして時々不真面目。こういう題材を扱うならこのくらいの距離感があった方が見てる方も気楽よね。ポリティカルなフィクションだから、むしろ創作であることに自覚的であった方が正しいのかもしれんなあ……とか思いもした。

不思議だったのはチェイニーの内面の描かれてなさで、彼が一体どのような信念を持って権力の階段を上っていったのかとかがあんまりよくわからんのだよね。妻とか娘への愛があるのはわかるしそれって結構感動的なんだけれども、それはそれとしてそんなに権力を手にして彼は何をしたかったのかがイマイチ良くわかんない。別に金にそこまで執心していたようにも思えんしなー。アメリカに住んでればそこら辺はわざわざ映画内で描かれなくてもわかること、だったのかしら? それとも「信念はどこに?」でラムズフェルドに爆笑されたみたいに、そんなのはそもそも全く必要なかったみたいな話なのかしら。

そしてパウエルはやっぱり良心として見られていたんだなーと思いました。国連演説は見ててホントきついわね……