ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ロバート・ライシュ: 資本主義の救済

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ロビー活動が無制限になって資本家が政治家と結びついてアメリカの格差が広がり資本主義が破綻しかけているよ、という話なんだけれども、中心に据えられているのがロバート・ライシュというクリントンの元で労働長官として働いた人物であるのがいやはいやはや……リーマン・ショックやら刑務所やらの映画をいくつかみたけれども、やっぱりビル・クリントンの経済政策は大きな影響を与えたんだなーというのがわかりますね。

あとはラストベルトみたいな話? 実際の選挙戦でトランプがどのように捉えられていたかが生っぽく捉えられていて大変良かった。ああいうアングルで選挙戦が戦われていたのかーって感じ。あとバーニー・サンダースはやっぱおもしれーなー。隣にヒラリーがあの表情でいられると、そりゃまあだいぶネガティブに見えちゃいますよねー。

しかしまあやっぱり全体を通して民主主義への信頼みたいなのがすげーあって、うーんすごいなあアメリカと思わざるを得ない。対話によって物事を解決できると信じるその強さよ……そしてこんなにも力強くデモを肯定するんだなーと感心してしまう。日本でデモをこういう風に捉える作品ってなかなかないよねえ……しかしまあ、日本の格差ももうシャレになってない段階に来てる感じはするんだけどなあ。