ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

粘菌 脳のない天才

 

「粘菌 脳のない天才」

「粘菌 脳のない天才」

  • メディア: Prime Video
 

いやー、いきなり「ブロブ」から始まって爆笑したよ。ことあるごとにインサートされるブロブのイメージ! あ、でもオレが傑作と感心させられたブロブはリメイクの方なのか。オリジナルも見ておくか……

粘菌といっても南方熊楠が研究してたよなーとかそのくらいの知識しかなく、そもそも粘菌自体をちゃんと見たこともなかったので、ビジュアル的には結構新鮮。一応エサの匂いのする方向に伸びていくのね……みたいな基本的な所から学ぶ必要があるのだった。でもそもそも粘菌そのものがどういう位置づけなのかはもう少し理解しておきたかったなー。単細胞生物の遺伝子的な変化とか全く有り得ないの? とか……そこら辺がよくわからんかったから塩を学習するあたりとかもいまいちその凄さがわからなかったのだった。

しかしこの粘菌を知性と認めるなら知性なんて全くありふれたものになってしまわないかなー? 植物が蔓伸ばすのとかも観察すればそういう知的な振る舞いが出てくるんじゃないの? 結局は知性を人間がどう定義づけるかの問題になってしまって結構不毛な感じはするよなーと思いました。

あと、粘菌の応用を色々説いていただけれども、具体的にどういうふうに便利なのかまで踏み込んで説明してもらえずイマイチピンとこなかった。粘菌で動くロボットっていわれても、その利点がいまいちよくわからんもんなー。