あー、これテレビシリーズの続編なのか。オリジナルキャストが演じる立て付けだったのね。なるほどなーだからこういうわりと雑なキャラ紹介で登場人物たっぷりにやってたのねなるほどなー。
まーそういうバックグラウンドがあったからこそカタルシスーって作りになっていたんだろうなあ。正直「あなたもファイトがあるのね!」とか急に言われてもエーって感じだし、引退から復帰とかいわれてもへーそうですかーとしかならん。突然ホモセクシャルはうひゃーとなったけどね。ヤッパリああいうのは普遍的だね。まあともかく単品ではちょっと厳しいデキではある。国王お迎え大作戦も、単品で見たら全然大したことない内容だしなー。しかし改めて考えるとそうかー、確かに国王やってきて引退撤回で大騒ぎ、というのはいかにも適切な劇場版って立て付けな感じだよなー。ラストもそういう大河の蓄積があるからジーンとくるヤツになってるんだろうなー。
イギリスっぽい映画の空気をたっぷり吸えたから、まあそれはそれで満足ではある。会話の端々の毒気がまあとても良いですね。こういう映画を見る度に、言語で聞きたいわーと思います。それにしてもマギー・スミスがステキだこと……もう結構な歳よねえ。