Netflixに来たのでようやく見られたんだけれども、いやーようやくちょっとずつ挿入される映像の意味がちょくちょくわかるようになってきたなーって感じ。ブッシュゴアのフロリダのアレとかあーそうそうこないだ見たよってなるよね。
全体的には、あー、アメリカという国のダイナミズムを思い知らされた感じ。今BLMでガンガン盛り上がっているのが放送されて、日本人が自分の国の価値観であーだこーだ意見を言ってたりするけれども、まーなんつーか民主主義に対する理解がぜんぜんちげーよなー。そもそも日本にマイケル・ムーアがいないもんなー。
いやもちろん冒頭からメディアが面白半分にトランプを取り上げたっちゅー拝金主義が、ふさわしくない人物を大統領にしてしまったという鋭い指摘があって、うおーそうかーいきなり核心を突くなーと感心させられたんだけれども、フリントの信じられない事件を経由しつつ、オバマへの失望をしっかり語りつつ、ナチスのプロパガンダになぞらえるのはちょっと直接的すぎて作意がヤバいよなーと思いつつ、最後にはしかし民主主義の希望みたいなのを語るのはホントにすげーなー。こんなにも率直に民主主義についての作品が投げ込まれるとは思わなかったので本当にびっくりした。いやあすごい。すごい。
マイケル・ムーアが今のアメリカをどう見ているのか、いやあ、すげえ気になるなー。