ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

すみだ北斎美術館

https://hokusai-museum.jp/

いやー、おかしい。やっぱり北斎はあたまおかしーわ。歳いってからあんな名前を名乗るのも超納得。実際見ると説得力半端ねぇわ……

あと絵って実物を見ると「思ったより小さいなー」と思うことは良くあるんだけど、全体的に小さくて細やかで溜息つく絵が多かったです。読本挿絵なんかは、まあ彫り師がすげーがんばったんだろうけど、あんな緻密なところまで描写していたのだなーと大変ビックリ。

「富嶽三十六景」は実物が結構飾ってあって良かったのだけれども、自分の興味としては「諸国滝廻り」が見たかったなー。人間の目では捉えられない速度で変化していく対象を、どのように二次元のイラストに落とし込むか、というのは考えてみればめっちゃ面白いテーマだと思うんだよなー。印象派のイラストに水が多用されるのも多分似たような理由なのではないかとか勝手に思っていたりする。

あと企画展で日新除魔を見てその筆遣いに感心したんだけど、アレ地元の本間家と縁があってなるほどなーと思った。それにしても残念だったのは「富士越龍」が企画展前期だったってのを見逃したところかなー。アレはぜひ実物を見ておきたかった。