ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

アンクル・ドリュー

 

「老人がアクションをする」ことはそのまま映像としての説得力に繋がるのだけど、まあ当然この作品では特殊メイクをした若者が老人を演じているだけなわけで、まあ「特殊メイクすげー」という感想になってしまうよね。それはそれで全然悪くないはずなんだけれども、フィクションってのはなかなか難しいもんだなーと思ってしまう。肉体のアクションそのものに驚きを求めてしまうよねー。

しかし冴えない黒人とか老いた黒人視点の映画で、しかもガンガンコメディをやるというのはなかなか触れてなかったもんで面白い。車の中で音楽の趣味をあーだこーだいう辺りの空気感はホントにたまらんなー。

しかしまあストーリーはかなりフツーというか呆気なく、通り一遍のエピソードしかやっていない。だから突然始まるダンスバトルみたいな本筋に関係ないところでどれだけ気が利いているかみたいな所もあるよなー。ぶっちゃけ一番面白かったのはエンディングのNG集だったりするもんなあ。

まーしかしこういう題材でリアルに真面目にやられてもしょーがないしこれはこれでいいのか。調べると元々はペプシのCMから派生したプロモーション的なヤツっぽいし。全然ペプシのプロモになってるような感じはしないけど……