なんか黒人の文化を続く映画が続いてしまったのだった。こういうのってどういう流れで撮られてるのかなあ。マーケティング的にもどうなってるのか割と気になる。
いまだかつてこんな教育意欲に満ちた映画はあっただろーか、いやないという感じで、こんなストレートな教訓に満ちた筋書きを描かれるとだいぶ恥ずかしくなってしまうなあ。話としては正しい作り方なんだけれども、正しさを突きつけるだけだったらあらすじだけ読めばすむことでなあ。オヤジの説教とかも正しさを突きつけたい気持ちがプンプン漂ってきて、観ていて正直しんどかった。ってかなんであのオヤジはあんなに聖人みたいなキャラなんだろう。ある種の願望みたいにも感じるけどなー。挙げ句正しいセックスまで指導してくれちゃったりしちゃって、うーんだいぶしんどいわー。
そういうストーリーの筋には割とゲンナリしてしまうのだけれども、一方でこの画一化された規格の住宅街とか、周囲に捨てられたゴミが廃車と共に延々放置されている感じとか、そういうバックグラウンドとしてしか描かれていないものはハッとさせられるなあ。あとはヘリの音が窓の外に聞こえる辺りとか、そういう間接的な治安の悪さの描写の方が、直接警官に銃を突きつけられるより全然怖いのだった。