ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

コップ・カー

 

COP CAR/コップ・カー(字幕版)

COP CAR/コップ・カー(字幕版)

 

『ナイト&デイ』が大変良かったんで、ジェームズ・マンゴールドの映画みよーと思って『コップランド』が脳内に入っていて、んじゃー観るかーって完璧に勘違いして見たことに今気付いたのだった。でもまあこれもジョン・ワッツが監督なワケで、『スパイダーマン:ホームカミング』は最高に好きな作品なので結果オーライ。

でまあクッソ面白い映画だった。最高だった。最高。子供がパトカーを盗むって言葉にすればただそれだけのことだけどさー、それをちゃんと快楽の原則に沿って目が離せない描き方するんだもんなあ。しかも腰を落ち着けてたっぷり時間を掛けて描写して、全然飽きもさせないんだから。いやーすばらしい。筋書きはもう十全って感じ。想像通りの展開、適切な意外性、そして最後まで目を離させないサスペンス。いやーもう映画を見た! って感じ。こういう作品を見られるのは大変な喜びでございます。

終始良い役者揃いで、突出しすぎもせず適切に役柄を演じているなあって感じるけれども、何より良いのはおばちゃんだよね。車がすれ違うだけでアレだけ引き込まれる演技できます? 通報シーンの「あー、このおばちゃんまだ出てくるんだ」って意外性からのー、「ここらへんの道は詳しいのよ!」って鉄火場を知らずに飛び込んで来るあの近づかないでお願いだから感。うーん、正しく映画だなあ。堪能。