なんやこの『コップ・カー』みたいな映画は! 確か面白いと思った監督の作品にあったよなーって見始めたんだけど、『コップ・カー』の時もそんな感じの見始め方だったからデジャヴが半端なかったよ! でまあ話の雰囲気も結構似ちゃってて笑う。どっちも子役がクッソ可愛く撮れてるしねー。女の子にモテるためにとりあえず殴る主人公とかもう着眼点が素晴らしすぎでしょ。
でまあマシュー・マコノヒー! の魅力たっぷりな映画でございますが、内容的にはすげーシンプルで真摯でちゃんとしてて感心。蛇に噛まれる辺りの意外性の導入みたいなところまで含めてすげーちゃんとしてるよね。もうちょっとやりすぎって感じのところがあっても良いのでは、と思わなくもないけど。
しかしまあこれだけ純粋に少年の視点から固い愛を希求されちゃうと、もうすいませんすいませんって気持ちになってしまう。向かいの爺さんに若者なりの視点をぶちまけてから、愛にまつわる映画だよっていうのがズギャーン! と前に出てきて、これ以上ないくらい真剣に取り組まれちゃって、いやー真面目。真面目で正しい。正しい映画であります。